パン粉も卵もいらないとんかつ|片栗粉でサクサクになる本格レシピ
とんかつは、パン粉も卵も小麦粉もなしで作れます。
衣は片栗粉だけ。2段階でまぶせば、パン粉並みのサックリ食感になります。
みりんの保水効果で、厚い豚ロースも中はジューシー。
少なめの油で揚げ焼きにするので、後片付けもラクです。
レモン香る自家製ソースまで、元料理人が解説します。
なぜパン粉なしでサクサクのとんかつが作れるのか
答えは、片栗粉の付け方にあります。
片栗粉は揚げるとカリッと軽い食感が出る粉です。
まず押し付けるように密着させ、最後に少量を追加して表面を「粉っぽく」する。
この2段階で、パン粉並みのサックリ感が生まれます。
衣が薄いぶん、肉の旨味がストレートに感じられるのも片栗粉の良さ。
卵・小麦粉・パン粉のバット3枚が不要なので、洗い物も激減します。
中がジューシーになる秘密は、みりんの保水。
揚げる前に染み込ませることで、厚い肉でもパサつきません。
動画で確認する
作り方は動画でも紹介する予定です。
※近日公開予定です。チャンネル登録で公開通知が届きます🔥
とんかつの材料(2人分)
【肉・下味】
- 豚ロース 2枚(300g)
- みりん 大さじ1
- 塩 少々
- こしょう 少々
【衣】
- 片栗粉 大さじ4
【自家製ソース】
- ケチャップ 大さじ1
- 中濃ソース 小さじ2
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ1
- レモンの皮 少々
【付け合わせ】
- キャベツ 適宜
- トマト 適宜
- レモン 適宜
とんかつのレシピ(作り方)
① 肉の水分を拭き取る
- 豚ロース 2枚(300g)
豚ロースの表面の水分をペーパーで拭き取ります
下味が染み込みやすくなり、肉の旨味が増します。

② 脂と赤身の境目に切れ目を入れる
数カ所、切れ目を入れます
焼き縮みを抑えて、反り返りを防ぎます。

③ みりんを染み込ませる
- みりん 大さじ1
- 塩 少々
- こしょう 少々
肉にみりんを染み込ませます
吸収したら、塩、こしょうをふります
みりんをしっかり吸収させることで保水性が上がり
下味が入って肉の旨味を引き出します。


④ 油を準備する
フライパンに、肉が1/3浸るくらいの油を入れます
たっぷりの油は不要です。
⑤ 片栗粉を2段階でまぶす
- 片栗粉 大さじ4
まず大さじ3を、押し付けるように全体に付けます
全体に付いたら大さじ1を追加し、表面を粉っぽくします
この「粉っぽさ」がパン粉並みのサックリ感を生みます。

⑥ 中火で揚げ焼きにする
中火にし、油が温まったら肉を入れます
キツネ色になったらひっくり返します
反対側もキツネ色になったら取り出します
少し置いて肉汁を落ち着かせます。予熱で中まで火が入ります。


▼この揚げ焼きで使っているフライパンです
⑦ 自家製ソースを作る
- ケチャップ 大さじ1
- 中濃ソース 小さじ2
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ1
中火にし、フライパンにケチャップを入れて軽く炒めます
水分を飛ばして旨みを凝縮させたら
中濃ソース、みりん、酒を入れてひと煮立ちさせます。



⑧ レモンの皮をすりおろす
- レモンの皮 少々
火を止めてから、レモンの皮をすりおろして加えます
フレッシュな香りが広がり、ソースの味が引き立ちます。
※すりおろすのは表面の黄色い部分だけ。白い部分まで削ると苦くなります。

⑨ 付け合わせを盛る
器にキャベツ、トマトを盛り付けます。
⑩ カットして盛り付け
肉をカットして盛り付け、ソースを添えたら完成です。

とんかつソースは手作りできる(ケチャップ+中濃ソース)
自家製ソースの配合は、ケチャップ大さじ1・中濃ソース小さじ2・酒大さじ2・みりん大さじ1+レモンの皮です。
ポイントは、ケチャップを先に炒めること。
水分を飛ばすと酸味が丸くなり、旨みが凝縮されて
市販ソースにはない濃厚さが出ます。
仕上げのレモンの皮は、火を止めてから。
香りが飛ばず、後味が軽くなります。
家にある調味料だけで、店のソースに近づきます。
失敗しないコツ・ポイント
- 火加減:中火キープ。強火は焦げ、弱火はベチャつく
- 衣:片栗粉は2段階(密着→粉っぽく)
- 揚げ時間:色で判断。両面キツネ色が合図
- 仕上げ:取り出して少し置く。肉汁が落ち着き、予熱で火が入る
とんかつのよくある質問
Q1. 卵なしで衣は剥がれませんか?
A. 水分をよく拭き取り、みりんを吸収させた肉に片栗粉を押し付ければ密着します。バッター液は不要です。
Q2. トンカツの衣、片栗粉と小麦粉の違いは?
A. 小麦粉はしっとり系、片栗粉はカリッと軽い食感に仕上がります。サクサクにしたいなら片栗粉です。
Q3. パン粉がない時、何で代用できますか?
A. この記事の作り方なら代用を探す必要がありません。片栗粉だけでサクサクに仕上がります。
Q4. 揚げ焼きの油の量と時間の目安は?
A. 油は肉が1/3浸るくらいで十分です。時間は色で判断し、両面キツネ色になったら取り出して予熱で火を入れます。
Q5. 自家製ソースは作り置きできますか?
A. 加熱済みなので冷蔵で2〜3日が目安です。レモンの香りが命なので、作りたてがおすすめです。
料理人が愛用する便利な7つの道具
この料理で実際に使っている道具を紹介します。どれも長く使える、料理が楽しくなる相棒です。
旬 包丁(DM3701)
切れ味も、扱いやすさも◎
厚い豚ロースの切れ目入れもスッと決まります。
エピキュリアン まな板
軽くて衛生的、食洗機もOK。包丁とセットで毎日使っています。
Ballarini フライパン 26cm
揚げ焼きの主役。熱ムラが少なく、キツネ色が均一に決まります。
ヤマロク鶴醤
深いコクが料理の決め手。家にある醤油を変えるだけで、作るもの全部のレベルが上がります。
OROSSO おろし器
にんにく・生姜をふわっとおろせます。薬味の香りが段違いに立ちます。
タニタ スケール(KW2G03)
0.1g単位で計れるコンパクトなはかり。味を毎回同じに決められます。
計量スプーン
大さじ・小さじをサッと計れて、タレの配合を外しません。
このほかにも、料理がもっと楽しくなる愛用のキッチングッズをまとめています。
まとめ
パン粉・卵・小麦粉なし。片栗粉だけで、とんかつはサクサクに作れます。
ポイントは「みりんの保水」「片栗粉の2段階」「中火キープ」の3つ。
ソースまで手作りすれば、家のとんかつが一段上がります。
ぜひ、お楽しみください。

